年末 対 年始
かつて徳川家康は「常に祭りの準備」を心がけるよう家臣団に言い聞かせたといいます(フィクションかもしれないけど)。つまり、祭りが始まるまでは誰もが楽しみにして一生懸命に働くけど、終わった途端に気が抜けて油断が生じるものだという戒めの言葉です。
そういえば数年前までは、どこの町でも年末大売り出しは必死にやって、年始は休んでいたよなあ。コンビニでさえ空いてなかったもの。それが、だんだんと、僕の記憶では小学生の頃から新宿の家電量販店が元日からオープンしたりして、お年玉でメ◎ドライブを買ったりしていました。いつの間にかコンビニも年越しで立ち読みできる環境になってたし、今や季節感も何もない(でも便利な)世の中になってますね。
最近は二ヶ月前から季節グッズの販売をしているから、年末には節分やバレンタイン、下手をするとひな祭り用品も売っているのではないでしょうか。さながら冬に水着の撮影をする雑誌モデルのような世の中ですねえ。
季節感がなくなった現代で、年末と年始はどちらが盛り上がるのだろう、と考えてみました。テレビ番組で言うと年末は格闘技か時代劇。年始はバラエティーかマラソンという感じでしようか。そういえば年末時代劇というのは、大石内蔵助が赤穂藩お取り潰しの時に江戸の商人達から借りていた金を現金で返したことが由来しているらしいですね。藩が潰れるというのは自己破産みたいなものですから、商人達はしっかり現金(実際は兌換紙幣だったらしい)で返してくれた内蔵助の心意気に感謝したのだとか。
そこで内蔵助を讃えるために、討ち入りをした年末に忠臣蔵の芝居を興行するようになり、年末時代劇のルーツが生まれたそうです。
話しが逸れました。何だか色々考えると、年末のほうが一年の総決算ということで感慨が深いですね。でも、新たなスタートという年始の清々しさも捨てがたい。
うーん。希望を持つ意味を込めて、年始の勝利かな。
皆様、良いお年を。
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